カーヌスティ・ゴルフリンクス

About カーヌスティ・ゴルフリンクス

カーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)は、スコットランドにあるゴルフ場で、ゴルフのメジャー大会である全英オープンの開催コースである。概要1850年にオープンし、これまで全英オープンを7回開催している。スコットランド特有のリンクスコースであり、非常に戦略性が高く、さらに他のリンクスコースにないバリー・バーンと呼ばれる小川が流れており、このバリー・バーンがコースの難易度をさらに高めている。1968年にこのコースで優勝したゲーリー・プレーヤーは「世界で最も難しいコース」と語るなど、全英オープンの開催コースの中でも一番難しく、世界のゴルフコースの中でも5本の指に入る難しさである。 1975年に開催されて以降、コースが荒れたことや観客の収容人数が不足したこともあり、全英オープンは開催されなかったが、1999年に1900年代最後の年を記念して24年ぶりに復活開催された。この大会が後述するようにゴルフ史に残る大会になったことや、興行的にも成功したことで、カーヌスティは再び全英オープンの開催コースのローテーションに復帰し、2007年に再び全英オープンを開催した。 2010年には当地で全英シニアオープンが、2011年には全英女子オープンが開催。また毎年10月に開催されるアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権の会場の一つとしても使われている。名物ホールこのコースの名物ホールはなんといっても最終18番(499ヤード・パー4)であろう。「home」という名前がついているこのホールは左側がずっとOBゾーンになっており、またバリー・バーンがティーの右側からグリーンの手前に流れており、選手にプレッシャーを与えている。近年の全英オープンでは後述するように最終日の18番で想像もできないようなドラマが相次いでおこっている。カーヌスティの悲劇(ヴァン・デ・ヴェルデの悲劇)1999年の大会で、ジャン・ヴァン・デ・ヴェルデ(フランス)は最終日2位に3打差をつけて最終18番ホールを迎えていた。誰もがヴァン・デ・ヴェルデの優勝を確信していたが、ティーショットで右に大きく曲げて隣のホールへ。無理してグリーンを狙った2打目は観客席を直撃して深いラフの中に入ってしまう。そして3打目。ダフリ気味のボールは無情にもクリークの中へ。すっかり冷静さを失ったヴァン・デ・ヴェルデはクリークの中に入って水切りショットを試みようとするが、無謀なのは明らかで結局1打罰を払い、5打目に賭けることとなる。5打目もクリークをこえたものの、バンカーにつかまり結局6オン1パットのトリプルボギーを叩き、プレーオフになってしまった。結局プレーオフでも敗れ、まさかの大逆転負けを喫してしまった。 2007年大会でも、首位を走っていたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がクリークに2度捕まり、ダブルボギーを叩いて首位から陥落し、誰もが悲劇の再来かと思った。しかし、最終組で首位に立ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)が入れば優勝というパーパットを外しプレーオフに突入した。命拾いしたハリントンはガルシアをプレーオフで振り切り、死闘に決着をつけた。

カーヌスティ・ゴルフリンクス Description

カーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)は、スコットランドにあるゴルフ場で、ゴルフのメジャー大会である全英オープンの開催コースである。概要1850年にオープンし、これまで全英オープンを7回開催している。スコットランド特有のリンクスコースであり、非常に戦略性が高く、さらに他のリンクスコースにないバリー・バーンと呼ばれる小川が流れており、このバリー・バーンがコースの難易度をさらに高めている。1968年にこのコースで優勝したゲーリー・プレーヤーは「世界で最も難しいコース」と語るなど、全英オープンの開催コースの中でも一番難しく、世界のゴルフコースの中でも5本の指に入る難しさである。 1975年に開催されて以降、コースが荒れたことや観客の収容人数が不足したこともあり、全英オープンは開催されなかったが、1999年に1900年代最後の年を記念して24年ぶりに復活開催された。この大会が後述するようにゴルフ史に残る大会になったことや、興行的にも成功したことで、カーヌスティは再び全英オープンの開催コースのローテーションに復帰し、2007年に再び全英オープンを開催した。 2010年には当地で全英シニアオープンが、2011年には全英女子オープンが開催。また毎年10月に開催されるアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権の会場の一つとしても使われている。名物ホールこのコースの名物ホールはなんといっても最終18番(499ヤード・パー4)であろう。「home」という名前がついているこのホールは左側がずっとOBゾーンになっており、またバリー・バーンがティーの右側からグリーンの手前に流れており、選手にプレッシャーを与えている。近年の全英オープンでは後述するように最終日の18番で想像もできないようなドラマが相次いでおこっている。カーヌスティの悲劇(ヴァン・デ・ヴェルデの悲劇)1999年の大会で、ジャン・ヴァン・デ・ヴェルデ(フランス)は最終日2位に3打差をつけて最終18番ホールを迎えていた。誰もがヴァン・デ・ヴェルデの優勝を確信していたが、ティーショットで右に大きく曲げて隣のホールへ。無理してグリーンを狙った2打目は観客席を直撃して深いラフの中に入ってしまう。そして3打目。ダフリ気味のボールは無情にもクリークの中へ。すっかり冷静さを失ったヴァン・デ・ヴェルデはクリークの中に入って水切りショットを試みようとするが、無謀なのは明らかで結局1打罰を払い、5打目に賭けることとなる。5打目もクリークをこえたものの、バンカーにつかまり結局6オン1パットのトリプルボギーを叩き、プレーオフになってしまった。結局プレーオフでも敗れ、まさかの大逆転負けを喫してしまった。 2007年大会でも、首位を走っていたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がクリークに2度捕まり、ダブルボギーを叩いて首位から陥落し、誰もが悲劇の再来かと思った。しかし、最終組で首位に立ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)が入れば優勝というパーパットを外しプレーオフに突入した。命拾いしたハリントンはガルシアをプレーオフで振り切り、死闘に決着をつけた。

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カーヌスティ・ゴルフリンクス is located at Dundee
http://www.carnoustiegolfclub.com/