ケンブリッジ大学出版局

About ケンブリッジ大学出版局

ケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)は、ケンブリッジ大学の出版事業を手がける出版社である。1534年、ヘンリー8世により特許状が発せられたのを起こりとする世界最古の出版社、かつ世界第2の規模の大学出版局であり、聖書や学術誌の出版も手掛けている。「出版活動を通して、大学の理念である全世界における学問、知識、研究の促進を推し進めること」を使命として掲げている。これは、ケンブリッジ大学規約中の「Statute J」に規定されている。そして、「公益のため継続的に出版活動を行い、ケンブリッジという名前の評価を高めること」を目的としている。ケンブリッジ大学出版局は、学術、教育分野の書籍の出版を行なっており、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカ、アジア太平洋といった地域で事業を展開している。世界中に50以上の事業所を持ち、2000人近くの従業員を抱え、4万以上のタイトルの書籍を発行している。その種類は、専門書、教科書、研究論文、参考書、 300近くに及ぶ学術誌、聖書、祈祷書、英語教育教材、教育ソフト、電子出版など、多岐にわたる。運営ケンブリッジ大学出版局は、1698年以来、様々なテーマを代表するケンブリッジ大学の上席研究員18名で構成される「出版団(the Press ‘Syndics’)」(当初は「学芸員(Curators)」と呼ばれていた)により運営されている。この団は、出版委員会と会計委員会という2つの主要な小委員会を傘下に擁する。出版委員会は、出版する書籍のクオリティを保証し、これに正式な承認を与えている。期日は年18回開かれ、編集、出版戦略の検討を行う。会計委員会は、会計や運営関連の事項を所管し、年4回招集される。これら出版団のミーティングは、ケンブリッジ市中心に位置し、旧出版局本部が置かれていたピットビルディングで行われている。出版局の運営上の権限は、これらの出版団から出版局の最高責任者及び9人の幹部(財務担当を含む)に対して委任するという形がとられている。ケンブリッジ大学出版局は、ケンブリッジ大学の一部局に当たり、株主や、完全に独立した自己金融は有していない。非営利組織であり、得られた剰余金はすべて出版事業発展のための資金や、大学の経費として使われている。組織ケンブリッジ大学出版局は、以下の2つのグループに分かれている。学術・研究学術・研究グループは、科学、技術、医学、人文、社会科学といった分野のテキストや参考書の出版を行っている。聖書、学術誌の出版もこのグループが受け持っている。教育教育(Cambridge Learning)グループは、あらゆる年齢を対象とした英語教育講座や書籍の出版を担当している。また、小学校、中等学校、インターナショナルスクール向け教育書の出版も行う。電子化・デジタル化への対応ケンブリッジ大学出版局は、本やコンテンツの販売、アクセス形態の変容により、2020年までにはデジタル製品が売上の3分の2を占めるとの予測を示している。2010年からは、ウェブサイト(Cambridge Books Online)上で、電子書籍の販売を開始し、雑誌の出版は、ハードコピーとオンライン両方の形態で行われることになった。ほか、最近の試みに「Race to Learn」というカリキュラムソフトウェアの開発がある。これは、 F1を通して小学生にグループワーキングを学ばせることを狙いとしたもので、 ケンブリッジ大学出版局と日立ソフトウェアエンジニアリングの合弁会社であるケンブリッジ日立ソフト・エデュケーショナルソリューションズにより公開された。同社は、学校で使われるインタラクティブ・ホワイトボード用ソフトウェアの制作も行なっている。

ケンブリッジ大学出版局 Description

ケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)は、ケンブリッジ大学の出版事業を手がける出版社である。1534年、ヘンリー8世により特許状が発せられたのを起こりとする世界最古の出版社、かつ世界第2の規模の大学出版局であり、聖書や学術誌の出版も手掛けている。「出版活動を通して、大学の理念である全世界における学問、知識、研究の促進を推し進めること」を使命として掲げている。これは、ケンブリッジ大学規約中の「Statute J」に規定されている。そして、「公益のため継続的に出版活動を行い、ケンブリッジという名前の評価を高めること」を目的としている。ケンブリッジ大学出版局は、学術、教育分野の書籍の出版を行なっており、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカ、アジア太平洋といった地域で事業を展開している。世界中に50以上の事業所を持ち、2000人近くの従業員を抱え、4万以上のタイトルの書籍を発行している。その種類は、専門書、教科書、研究論文、参考書、 300近くに及ぶ学術誌、聖書、祈祷書、英語教育教材、教育ソフト、電子出版など、多岐にわたる。運営ケンブリッジ大学出版局は、1698年以来、様々なテーマを代表するケンブリッジ大学の上席研究員18名で構成される「出版団(the Press ‘Syndics’)」(当初は「学芸員(Curators)」と呼ばれていた)により運営されている。この団は、出版委員会と会計委員会という2つの主要な小委員会を傘下に擁する。出版委員会は、出版する書籍のクオリティを保証し、これに正式な承認を与えている。期日は年18回開かれ、編集、出版戦略の検討を行う。会計委員会は、会計や運営関連の事項を所管し、年4回招集される。これら出版団のミーティングは、ケンブリッジ市中心に位置し、旧出版局本部が置かれていたピットビルディングで行われている。出版局の運営上の権限は、これらの出版団から出版局の最高責任者及び9人の幹部(財務担当を含む)に対して委任するという形がとられている。ケンブリッジ大学出版局は、ケンブリッジ大学の一部局に当たり、株主や、完全に独立した自己金融は有していない。非営利組織であり、得られた剰余金はすべて出版事業発展のための資金や、大学の経費として使われている。組織ケンブリッジ大学出版局は、以下の2つのグループに分かれている。学術・研究学術・研究グループは、科学、技術、医学、人文、社会科学といった分野のテキストや参考書の出版を行っている。聖書、学術誌の出版もこのグループが受け持っている。教育教育(Cambridge Learning)グループは、あらゆる年齢を対象とした英語教育講座や書籍の出版を担当している。また、小学校、中等学校、インターナショナルスクール向け教育書の出版も行う。電子化・デジタル化への対応ケンブリッジ大学出版局は、本やコンテンツの販売、アクセス形態の変容により、2020年までにはデジタル製品が売上の3分の2を占めるとの予測を示している。2010年からは、ウェブサイト(Cambridge Books Online)上で、電子書籍の販売を開始し、雑誌の出版は、ハードコピーとオンライン両方の形態で行われることになった。ほか、最近の試みに「Race to Learn」というカリキュラムソフトウェアの開発がある。これは、 F1を通して小学生にグループワーキングを学ばせることを狙いとしたもので、 ケンブリッジ大学出版局と日立ソフトウェアエンジニアリングの合弁会社であるケンブリッジ日立ソフト・エデュケーショナルソリューションズにより公開された。同社は、学校で使われるインタラクティブ・ホワイトボード用ソフトウェアの制作も行なっている。

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